小川郷太郎の「日本と世界」
この絵は、メコン河とトンレサップ河が合流するポイントに近いプノンペンの王宮前広場の風景である。ここには朝早くから人々が集まり賑わう。大部分が貧しい人たちであるが、内戦後の平和のなかで幸せそうな笑顔にも出会うことができる。私は、シハヌーク国王にお会いするためにこの門をくぐったり、あるいは河沿いにジョッギングをしながら人々の生活を観察したりした。